防空壕?と言われた寒山マイケルヴィレッジで穴倉キャンプ

と言うわけで、一年ぶりくらいに寒山マイケルヴィレッジにやってきました。
キャンプ場に到着すると、管理人のマイケルさんが虫取り網をブンブン振り回していました。
90近いのに元気だなぁ〜。
ちなみ前回は親子で祠前キャンプでしたね。
他のキャンプ場ではなかなか味わえないキャンプが楽しめるのも、寒山マイケルヴィレッジの面白さでは無いでしょうか?
で、今回は前回の宣言通りに穴倉でキャンプです。
寒山マイケルヴィレッジの予約は電話でポン
寒山マイケルヴィレッジを利用するには一応予約が必要です。
ホームページから電話で予約です。
前日までに電話予約するのが良さそうですが、暇な時なら当日に「今から行ってえーですか?」って連絡しても良さそうな感じです。
デイも宿泊も一人2000円ポッキリです。
穴倉を紹介する前にマイケルヴィレッジの良さを紹介

穴倉サイトを紹介する前に、寒山マイケルヴィレッジの良さを紹介しておきます。
なんと言っても「ゆるい」
寒山マイケルヴィレッジの良さはなんと言っても「ゆるい」。
何がゆるいかといえば
- 直火OK
- チェックインチェックアウトが0800〜1700とゆるい
- トイレ?そんなもん山ん中でやってくれ
- 消しかす?そんなもん適当に捨てといてくれ
と、かなりゆるい。
とはいえ、このゆるさは、マイケルヴィレッジを使う利用者のモラルの高さの表れでもあるかもしれない。
直火OKだが、山の中のキャンプ場だし、一歩間違えれば山火事になってしまう。
トイレも山の中で好きなようにブリブリしまくったら、香ばしい香りのキャンプ場になり、とても利用したくなるキャンプ場ではなくなってしまう。
焚き火の消しかすにしても、きちんと処理しなければ火事の原因にもなるし、景観を損ねる。
そもそも寒山マイケルヴィレッジはとても初心者向けのキャンプ場とは言えないので、それなりに良識ある中堅以上のキャンパーさんが利用しているから成り立っている、ゆるさなんだろうと思っている。
この「ゆるさ」を今後も守って行きたいので、利用する方はくれぐれも安全には気を付ける、きた時より綺麗にして帰る、トイレはできるだけ受付のトイレを利用する!を守っていきましょう。
静か!
繁忙時期に来た事はないので土日とかレジャーシーズンはわかりませんが、本当に静か!怖いくらい静か!ほとんど客もいないから静か!
暗い!
山の中のサイトに行くと、本当に暗い!怖いくらい暗い!照明なんてないので暗い!
プライベート感!
繁忙時期に来た事はないので土日とかレジャーシーズンはわかりませんが、サイトが階層で分かれているので、プライベート感は大変良いです。
自分のサイトに人が来ることは、ほぼありません。
ってことで本題。
これが寒山マイケルヴィレッジの穴倉サイトだ!

写真を見てお分かりの通り、かなりヤヴェ〜穴倉です。
キャンパーさんならご存知かと思いますが、根っこが剥き出しの山肌などは、突然一気に崩れることがあるので利用しない方が良いと言えるでしょう。
正直、私も「穴倉でキャンプしたい!」と思ってはいたものの「この穴倉絶対崩れるよね?」と思っていたので、非常に悩みました。
寒山マイケルヴィレッジに来たらまずはお参り

いつ崩れるかわからない穴倉でキャンプを決めたので、旅の安全を祈願しに、寒山マイケルヴィレッジの頂上にある祠サイトの祠に安全祈願をいたしました。
ワンカップのいいちこがお供えしてありましたが、もしかしたら、私が一年前にお供えしたやつなんじゃあないか?これ…。
神様お怒りになりますよ…💦
いいちこで思い出しましたが、昨年はお気に入りでずっと見ていた”おやじキャンプ飯”の影響で、キャンプに行くと、いいちこをいつも呑んでいました。

今回の寝床完成!

んで、なんやかんや言いながらでも結局好奇心には勝てず、寝床完成!
どうですか!コット置いてマット置いて寝袋置いたら完成です!
地面は前日の雨のせいか穴の中はグチョグチョでした。
乾いている部分に寝床を置いたので絶妙な場所になります。
で、この寝床の写真を爺ちゃん婆ちゃんに見せたら「これは防空壕かい?怖いねぇ〜」と言っていました。
寝床も完成したので弥栄!

会社の同僚からウィスキーをいただきました。
安いらしいのですが、非常に美味しいウィスキーです。
ハイボールにしたんですが、この酒はあまりハイボール向きじゃあないと思いました。
ロックがいいですね!

はぁ…焚き火見てるだけで肴になる…
癒される…
会社行きたくない…
休み疲れた時だけ働きたい…
会社行きたくない…
突然の雨に降られて

なんて思っていると、空の方から「ゴゴゴゴゴ…ドドドドド…ドッドッドッドッドッ…」と聞きたくない音が聞こえてきました。
前日の天気予報では晴れだったのに…
なんとか雨雲それてくれ…という願いも虚しく土砂降りになりました。

凄まじい雨で穴の周りはグショグショで、穴の中はグチョグチョになってます。
穴の中で歩くとグチュグチュいってます。
まぁ、おじさん的にはキャンプ場に来て、酒呑んでちょっとおつまみがあれば楽しいので、グショグショでグチョグチョでグチュグチュでもOK!
なんでも楽しい!
グチョグチョの穴最高!
ちょうど一年前の…
ところで、ちょうど一年前くらいに来た時の穴倉の写真と現在の写真を見比べてみると、ある事に気がつきました。
ちなみに上の写真の左側が一年前、右が現在。
補強がほぼ無くなった上に、穴の入り口にトタンとビニールで屋根が作られています。
さらに穴の入り口が広がってる気がします。
多分だけど…崩れたな…。
こりゃ寝るのも命懸けじゃわい…と思い、コットを少しずらしてトタンの下に移動しました。
最悪、寝ている時に穴が崩れても、ギリ助かるかもしれない場所です。
知らんけど。
キャンプに来たら楽しい夕食

この日は完ソロと思っていたのですが、キャンプ場でお友達になった方が「一緒にご飯しませんか?」とお誘いくれたので、それぞれが食料を持ち寄り夕食になりました。
いつも焚き火で缶詰や肉を焼くだけの私なので、初めて生でマルチグリドルを見ました。
便利そう…欲しい…
と、こうやってキャンプ好きはキャンプギア沼に沈んでいくのですね。
わかります。
で今夜の夕食は

- 里芋のお吸い物
蕎麦つゆであっさりと味付けしたお吸い物です。
キャンプ飯はどちらかと言えば濃ゆい味付けのものが多いので、良い口直しになりました。

- ほおば味噌焼き
ほおば味噌の上に色々な食材を置いて焼くだけで、味噌の良い風味が食材に染み、大変良いお味になりました。
キャンプ飯の定番にしたいですね!これは!

- なんか良いお肉のウィスキー焼き
私が持ってきたウィスキーを肉にかけただけのものですが、肉自体が良いお肉だったので、大変美味しくいただきました。
味付けはアトランティックソルトのみ。
個人的には、やはり甘みのあるヒマラヤソルトが好きです。
- ホルモンの焼肉のタレ焼き
で、なんかいい肉の横に見えるのが、業スーで購入した600円くらいのホルモンを焼肉のタレで焼いただけのモノですが、多分、これが一番酒に合う肴でしょうw。
あとは、サンデー購入したネギマくらいか。
なんやかんやで楽しい食事でした。
こう言う出会いがあるのもキャンプの良さですね!
深淵を覗いたらやっぱり深淵だった

明るく楽しい夕食が終われば自分の寝床に戻ります。
で、改めて気がつきます。
暗い!静か!怖い!
さっきまで電気の下で明るく賑やかだったので、その落差から自分の寝床がめっちゃ暗くて静かだった事に気がついてしまいました。
都会の喧騒に慣れているので、暗くて静かなのには不安を感じ、さらに今回の寝床は崩落の危険性もあります。
正直めっちゃ怖いですw

穴倉の天井のシミとかがパレイドリア現象で顔に見えたりするし…
こりゃ寝つけません。
さらに、夕方の雨のせいで穴の中は蒸し蒸しで、あと虫除けのために煙で燻しているのでけむいので、さらに寝辛くなります。
心地よいひぐらしと鐘の音!寒山マイケルヴィレッジの最高の時間

2時間くらいは寝れたでしょうか?
ぼんやりと空が明るくなり、ひぐらしの鳴く声が山に響きます。
どこかのお寺から鐘の音も聞こえASMRを聴いている以上に安らぎます。
多分、マイケルヴィレッジにはこの音を聞きにきてるんだろうなぁ〜なんて思えるほど、安らぎます。
一聴の価値ありですよ!

ちなみ、夜明け前の穴倉の寝床はこんな感じ。
なんか変なもんとか写ってないよね?
朝ごはんをいただく

朝ごはんは、昨日キャンプ場で知り合った方々と一緒させていただきました。
パラパラの焼き飯です。
ほんと、マルチグリドルってこびりつかないな!マジで欲しいな!!!
てか、朝イチから焼肉のタレ焼き飯はパンチありました。
でも美味しい!
さよならマイケルヴィレッジまた来るね!

って事で朝食も終わり、キャンプ道具も片付け終了。
夏のキャンプは暑くなるまでに撤収を行うのが良いと思います。
気温が上がると片付けってほんと地獄ですからね!
あと、早く家に帰ってキャンプ道具の手入れもできますしね。
とにかく椅子だけ残してボ〜と小一時間のんびりして帰宅しました。
今回のキャンプはなんか疲れましたが、楽しい体験ができて非常に面白かったです。
寒山マイケルヴィレッジにはまた来たいですね!
それと、よければ皆さんのおすすめキャンプ場も教えてくださいね!
できれば尼崎から下道で2時間以内の場所で…
寒山マイケルヴィレッジ穴倉サイトまとめ
正直危険泊まらない方が吉。
過ごすなら涼しくなってから!
崩れないように注意しながら起きてる時だけ穴で過ごし、寝る時はテントにしよう。





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